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SLやまぐち号

場  所 新山口駅(山口県山口市小郡下郷)~津和野駅(島根県鹿足郡津和野町)
料  金 乗車料/区間により異なる。(全席指定)
その他 
おでかけした日 2015年11月1日
ホームページ SLやまぐち号のホームページ
周辺の見どころ 
「SLやまぐち号」は、JR山口線の新山口駅~津和野駅までの約63kmをおよそ2時間かけて走る現役の蒸気機関車。
公園などに設置された動かないSLは目にしたことがあるが、一度本物に乗ってみたいと思っていたので、今回は、工程のちょうど半分にあたる長門峡(ちょうもんきょう)駅から津和野駅までを楽しんできた。
長門峡駅は、小さな無人駅。
近くに「道の駅」があるので、車はそこに隣接する広い駐車場に。
駅内には、かわいらしい熊と電車の木彫のベンチが。
高速のサービスエリアや道の駅など、この辺りには、やたら木彫の像が置いてあると思ったら、これ、山口市のログハウス建築家であり、チェーンソーアーティストの林隆雄さんの作品とのこと。
SLの運行は、土日祝日のみ1日1往復。
運行期間は、3月~11月。運行日の詳細はホームページで確認するとよいと思う。
もうすぐ今年度の運行が終わると知り、とにかく席を確保しなくちゃ!と予約を取ることに必死だったので、当日乗車するまで知らなかったけれど...
5両ある客車は、すべて内装が違うという凝りよう。
私たちが乗ったのは、「欧風客車」。
オリエント急行をイメージしたというだけあって、客車の中では、1番ゴージャスな内装。
5号車は「大正風客車」。
あめ色の床に、うぐいす色の座席。大正レトロな雰囲気の車両。
4号車は「明治風客車」。
ダークブラウンの革張りシートに、天井にはガス灯風のランプ。
3号車は「昭和風客車」。
昭和初期の鋼製客車のイメージだそうで、荷物置き場は、昔なつかしの網棚。
車内を歩いてみると、車両によってかなり趣が違うし、看板や洗面所、荷物置き場など、いろいろと古風な感じが楽しめる。
1号車は「展望車風客車」で、展望デッキがあるのでぜひデッキに出てみよう。
デッキは高めに柵が設置してあるので、小さい子でも安心。
でも、目は離さずに。
ここで、車両のあちこち触っていると、手や荷物がすすだらけになったりするので注意。
煙もまたすごい。 窓を開けっ放しにしておくと、風向きによっては室内に煙が...。 電車内でもアナウンスが流れるが、トンネルに入る前には必ず窓をしめましょう。
新山口→津和野駅行きでは、途中の「地福駅」で10分程度の停車時間を設けてあるので、そこで降りて記念撮影が出来る。
(帰りの電車は、地福駅は通過)
先頭は結構な人だかりが出来る。
終点「津和野駅」では、ホームでみなSLの写真を撮ろうと集まるので、夢中になってホームから落ちないように注意。
また、津和野に着いた後は、駅舎近くの転車台でSLが向きを変えるのを見ることが出来るので、時間があればぜひ。
ここで、SLしばしの休息。

終点津和野では、帰りのSLまでに2時間半程度の時間があるので、津和野の町をぶらぶらするとよい。

なんといっても、テレビなどで見るのと、実際走ってくるのを見るのとは、その迫力が全然違う。
腹の底に響くような大きな汽笛の音や、煙を吐きながらやってくるSLの迫力は、なかなかです。
また、線路沿線では、各所にSLの写真を撮っている人がいるのだけれど、それ以外にも、家の庭から手を振る人、畑仕事の手をとめて手を振ってくれる人などがあちこちで見られ、こちらもそれに手を振り返したりして、ちょっとした旅行気分を満喫できた。
乗務員さんの服もちょっと昔風で雰囲気出てます。
乗車記念のステッカーも。