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三段峡

場  所広島県山県郡安芸太田町大字柴木  [ 地図でさがす ]
料  金駅前に駐車場あり/有料
その他三段峡駅付近には、飲食店、お土産屋があるが、紅葉の時期には混雑する。
おでかけした日 2012年11月3日
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周辺の見どころ★ 龍頭峡・交流の森
★ わくわくランド(安芸太田町)
「三段峡」(さんだんきょう)は、広島県では「帝釈峡」(たいしゃくきょう)と並び、渓谷の紅葉で有名なところ。
特に「五大壮観」と言われる黒縁、猿飛、二段滝、三段滝、三ツ滝の景観はすばらしいと言われる。
ただ、「三段峡」と一口で言っても全長17kmと、歩くには結構な距離があるので、ある程度見どころをしぼってから出かけたほうがよい。
こちらが、よくポスターなどで見る「三段滝」。
三段峡正面口から7km、徒歩で2時間以上かかる。
健脚な人はともかく、小さい子連れで往復14kmを歩くのは厳しいだろう。
なので、この滝あたりを中心に見たいのであれば「正面口」の駐車場ではなく、「水梨」駐車場を利用するとよいと思う。
水梨駐車場からは歩いて30分程度で「三段滝」に着く。
三段峡の全体図は「あきおおたナビ」のページでも見れる。
ミニコース、2時間コース、4時間コースなど、参考になるコース設定ものっているので、これを参考にして自分にむいたコースを考えるのもよい。

今回、我が家が歩いたコースは、水梨駐車場から猿飛→二段滝→三段滝のコース。
人によって違うけれど、だいたい4時間程度でまわれるかな。

←ここがその出発点。
ここからいきなり上り階段となる。
少し歩くと、葭ヶ原(よしがはら)という広場につく。
今回は、 この葭ヶ原あたりの紅葉が一番すばらしかった。
ちなみに、水梨口と葭ヶ原以降にトイレがあるが、ここ以降にはトイレはないので注意。
遊歩道はきちんと整備されているので歩きやすい。
ただ、手すりなどはない。
しかも、手すりを超えて落ちた場合は、川までかなりの落差なので少々の怪我ではすまないと思う。


遊歩道が細いところでは人がすれ違うのもやっと。
道幅が狭いこと、階段もあり、高低差もある工程なので、ベビーカーや車椅子は無理だと思う。
遊歩道には、埋め込みの標識があり、三段滝まであと何キロというのがよくわかってよかった。
分岐点には標識もちゃんと出ているので、道はとてもわかりやすい。
「二段滝」に行くには、「猿飛」で渡船を利用する。


この渡船を降りたところに「二段滝」があるのだが、スペース的にはかなり狭いところ。
ちなみに、昭和63年の集中豪雨で一段目の岩壁がはぎ取られて現在は一段になっている。
なので「二段滝」と言いつつも、滝はぜんぜん二段ではない。
二段滝は、ほんとにどん詰まりの狭い場所にあるので、混雑を避けるためにもこの周辺での飲食は禁止らしい。
二段滝を堪能したら、またすぐに渡船に乗って帰りましょう。
猿飛渡船は、往復料金、大人400円(小学生以下200円)(2012年11月現在)。
「二段滝」を見たら途中まで引き返し、「三段滝」へ。
渓谷美と清流を誇るだけあり、川の水の透明度は非常に高い。
「三段峡」というと「三段滝」が出てくるのでなんとなく見慣れた感はあるが、実際に目で見ると迫力が違う。
落差30mというだけあり、結構奥行きがあり、なかなかの壮観。
ただ、ここも非常に狭い高台になっていて、お弁当を広げて食べれるようなスペースはない。
歩いている途中にも、お弁当を広げて食べる、というようなところがなかなかないので、おなかがすいたら早めにスペースを見つけて昼食を(^^ゞ
紅葉最盛期にはまだ早い感はあったが、それでも赤く色づいた紅葉の赤はとても美しく...
木の名前はわからないが、まっ黄色に色づいた鮮やかな葉なども目を奪われるきれいさで...
日に照らされた紅葉の鮮やかさは格別なので、出来ることなら晴れた日に訪れたいところ。
ただ、山間だけに、いくら晴れていても日がかげるのは早い。
日陰のところを歩く時間も長いので、寒さ対策は万全に。
この時期は、「深入山グリーンシャワーオートキャンプ場」や「いこいの村」周辺、どこも紅葉がきれいなので、休憩がてらでも寄ってみるとよい。
だいたい、三段峡の紅葉の見頃は10月末から11月上旬頃だが、その年の天候によってかなり違う。
また、三段峡の入り口付近と奥では紅葉の時期が若干違うので注意。

紅葉シーズンの土日、祝日に限り、交通重体緩和のため、「三段峡正面入口」から「水梨駐車場」の区間でバスによるピストン運行もあるので、こういうものをうまく利用するとよいかな。